3月 2018

植物状態は回復する

2018-03-09 未分類

遷延性意識障害は、脳にダメージを負ってはいますが、一生寝たきりという事ではありません。人間の身体は、破損した部分を自己治癒能力で回復する力を持っておりますので、それ以上悪化しないような態勢を整えつつ、改善させるような治療法を行っていきます。

車椅子脊椎電気刺激療法、脳深層部刺激療法、音楽運動療法などで回復を促す他、患者さんの家族や恋人、友人の方などが話しかける事によって意識を取り戻すといった事もあります。しかし、交通事故の前と同じように歩いたり話したり、考えたりといった状態に戻るという例は少なく、意思表示が出来るようになる最少意識状態であったり、記憶障害であったり、注意障害のような後遺障害が残りつつもなんとか日常生活を送る事ができる高次脳機能障害といった状態が殆どです。

脳死状態で無いかぎり、ずっと病院に入院していることはできません。基本的には自宅での介護が必要になるのですが、症状によっては24時間体制での介護が必要になります。ご自宅ではヘルパーさんなどを雇って対応するのですが、金銭的な余裕はありません。その為、しっかりと示談交渉を行った上で、慰謝料などを獲得しヘルパーさんであったり、治療費などに当てられるようにするのがベストです。

遷延性意識障害と脳死

2018-03-03 未分類

入院交通事故が原因で遷延性意識障害の症状と脳死という症状は、植物状態とも言われています。両方とも寝たきりになってしまっていたり、意思表示が出来なかったり、言葉を発する事ができなかったりなどといった共通点はありますが、内容は全然違ってきておりますので十分に配慮する事が必要になります。

脳死は、生命維持に必要不可欠な脳幹を含む脳の機能が不可逆的に損傷している状態です。つまり、呼吸器のような機械を付けていないと呼吸が出来ないような状況になってしまっているという事です。また、脳死の判定になってしまうと意識の回復は見込めません。判断基準としては、平坦脳波の消失、自発呼吸の消失、脳幹反射の消失、深昏睡、瞳孔固定の状態が6時間以上続いた際に認定されます。

これに対して遷延性意識障害という症状は、脳に損傷があったとしても、自分で呼吸する事ができる呼吸器や中枢神経系、脳幹、循環器、消化器などが正常に働いている状態です。点滴で栄養補給を行っていれば、自分で呼吸する事ができます。交通事故で植物状態になってしまった方の家族にとって、植物と呼ばれるのに抵抗があるという事で遷延性意識障害という呼び名を用いるケースが増えて来ております。

植物状態の等級

2018-03-02 未分類

弁護士植物状態は、自分では生きているか死んでいるかわからない状態になっておりますので、交通事故の後遺障害等級としては1級に認定されます。この1級という等級は交通事故の後遺障害等級の中では最も重い等級になります。植物状態になると寝たきりで意識が戻らない事が大半を占めております。その為、一人では生きて行く事ができませんので常に介護が必要な状態になってしまいます。一般的な交通事故の後遺症とは違い、かなり症状が重くなりますので1級に認定されるのです。

植物状態になってしまった方は、自分の力では後遺障害の申請をする事はできませんので、後継人の方が申請を行うようになります。申請方法には、加害者側の保険会社に任せる事前認定と被害者の側で行う被害者請求の2つの方法があります。事前認定の場合には、加害者側の保険会社に全て委任するのですが、その方法ですと加害者側に有利になるように申請される恐れがありますので十分な内容とは言えない可能性があります。基本的に植物状態になった場合には、慰謝料もかなり高くなりますので、最初から弁護士を入れて交渉してもらう方が良いと言えます。慰謝料が大きいので弁護士に支払う金額も大きくなりますが、それでもリスクを最小限にしつつ、安心してお任せする事ができますのでお得です。

交通事故で植物状態

2018-03-01 未分類

事故交通事故で植物状態になるという事はドラマや映画の中だけでなく、日常においても十分に考えられます。靴間を運転していなくてもバイクや自転車、歩行者の方でも車にぶつけられる可能性がありますので免許を持っていないからといって安心できません。逆に車のように周りを覆われていない分、事故の衝撃を何にもさえぎることなく受けてしまいますので大けがに繋がりやすいと言えます。

植物状態というのは単に寝たきりになったというだけではありません。日本脳神経学会植物状態患者研究協議会が1972年に定義した内容によると、自力での移動ができない状態で、自力で食事がとれない事、また大小便が自分の意思でする事ができずに失禁状態である事、目で物の動きを追う事ができない場合、また、追う事ができてもそれが何であるかを認識できない事、目を開く、手を握るなど簡単な言葉に反応する事ができてもそれ以上の意思疎通が出来ない事、声を出す事ができても唸り声のような物だけで言葉を発する事ができない事、これら全ての条件を満たしているという事が植物状態になります。

植物状態というのは、自分で何もできません。その為、交通事故の示談交渉は本人ではなく後継人によって行われます。ある日、突然示談交渉の場に出なければいけなくなった場合でも最低限の知識を持っていなければその後の介護に影響が出てしまいます。そこでこちらのページでは、交通事故で植物状態になってしまった方の後継人として必要な知識をまとめてみましたのでご紹介します。